2.9 アドレスフィルタ設定
2.9 アドレスフィルタ設定
2.9.1. フィルタリングルールの表示
アカウント用のフィルタリングルールの設定を確認する場合は、[アドレスフィルタ設定]メニューをクリックして「アドレスフィルタ設定」画面を表示します。

設定中のどのフィルタリングルールが適用されるかをテストする場合は、[メール処理テスト]ボタンをクリックして「テスト対象ファイルの指定」ダイアログを表示します。メール処理テストについては「2.9.2 メール処理テスト」を参照してください。
アカウント用のフィルタリングルールをエクスポートする場合は、[エクスポート] ボタンをクリックして「フィルタリングルールエクスポート」ダイアログを表示します。「フィルタリングルールエクスポート」ダイアログの操作については「2.9.5 フィルタリングルールのエクスポート」を参照してください。
アカウント用のフィルタリングルールをインポートする場合は、[インポート]ボタンをクリックして[フィルタリングルールインポート]ダイアログを表示します。[フィルタリングルールインポート]ダイアログの操作については「2.9.6 フィルタリングルールのインポート」を参照してください。
アカウント用の「リスト設定」を確認する場合は、確認したいリストの種類のリンクをクリックしてリンクの種類に応じたリストの設定画面を表示します。リストの設定画面での操作については、「2.9.3 リスト設定」を参照してください。
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サービス開始時の設定ではアドレスフィルタが優先されます。「アドレスフィルタ設定」画面の「リスト設定」に「受信許可設定」は表示されません。ドメイン管理者またはシステム管理者がドメインフィルタ設定で優先フィルタの設定をアドレスフィルタに変更している場合(アドレス単位の受信許可リストを利用できるようにする場合)だけ、「受信許可設定」が表示されます。 |
「スパムメール対策」には、「スパムメールと判定するスパム率」と「スパムメールに対する処理」の設定内容が表示されます。
2.9.2. メール処理テスト
設定中のどのフィルタリングルールが適用されるかをテストする場合は、[メール処理テスト]ボタンをクリックして「テスト対象ファイルの指定」ダイアログを表示します。

[参照]ボタンをクリックして、メール処理テストをするファイル(emlファイル)を選択します。
[テスト開始]ボタンをクリックすると、ダイアログ内にメール処理テストのテスト結果が表示されます。
[終了]ボタンまたは[×]をクリックした場合は、ダイアログを閉じます。

テスト結果に表示されるフィルタリングルールのリンク(フィルタリングルールがアドレスフィルタの場合はリンク付きで表示されます)をクリックすると、リスト表示画面で該当するフィルタリングルールの内容(ルール名、説明、フィルタ対象、検索文字列、マッチ条件、設定日時)を確認できます。
[終了]ボタンまたは[×]をクリックした場合は、ダイアログを閉じます。
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メール処理テストでは、設定中のどのフィルタリングルールが適用されるかをテストします。ただし、実際のメール受信時に、最終的にどのフィルタリングルールが適用されるかは、他の要因にも影響されるため、メール処理テストで最終的に適用されるフィルタリングルールを確認することはできません。 |
2.9.3. リスト設定
フィルタリングルールのリスト設定を確認する場合は、「アドレスフィルタ設定」画面の「リスト設定」の設定エリアで確認したいリストの種類のリンクをクリックします。

受信拒否リストの設定を確認する場合は、[受信拒否設定]のリンクをクリックして「受信拒否リスト」画面を表示します。
受信許可リストの設定を確認する場合は、[受信許可設定]のリンクをクリックして「受信許可リスト」画面を表示します。
自動隔離リストの設定を確認する場合は、[自動隔離設定]のリンクをクリックして「自動隔離リスト」画面を表示します。
「受信拒否リスト」画面、「受信許可リスト」画面、「自動隔離リスト」画面の操作はすべて同じです。
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「受信許可設定」は、ドメイン管理者がドメインフィルタ設定で優先フィルタの設定をアドレスフィルタに変更している場合だけ表示されます。サービス開始時の設定ではアドレスフィルタが優先されるため、表示されません。 |
(1) 受信拒否設定
フィルタリングルールの受信拒否リストの設定を確認する場合は、「アドレスフィルタ設定」画面の「リスト設定」で[受信拒否設定]のリンクをクリックして「受信拒否リスト」画面を表示します。
「受信拒否リスト」画面では、フィルタリングルールの受信拒否リスト(迷惑メールの判定にかかわらず無条件に受信拒否するメールのフィルタリングルール)を、設定日時の新しいものから順に一覧で表示します。また、受信拒否リストのフィルタリングルールの追加、編集、削除などができます。

一覧のヘッダの[設定日時]をクリックすると、表示順を設定日時の昇順または降順に並び替えます。
□検索
「受信拒否リスト設定」画面では、アカウントに設定している受信拒否リストを検索できます。
ルール名などの検索キーワードを入力して[検索 ] ボタンをクリックすると、受信拒否リストを検索キーワードで絞り込んだ検索結果が表示されます
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検索キーワードに使用する文字について、「*」はワイルドカードとして扱われます。「*」を単なる文字として指定する場合は「**」と指定します。なお、「*」を3つ以上連続で指定した場合は「*」と同じ意味になります。 |

□詳細検索
「受信拒否リスト設定」画面では、詳細な検索条件を指定して受信拒否リストを検索できます。
[追加]ボタンをクリックすると、詳細な検索条件を指定する「検索条件」エリアと表示件数を指定する「オプション」エリアが表示されます。

「検索条件」エリアでは、複数の検索条件を組み合わせて目的の受信拒否リストを検索できます。
[条件の追加] ボタンをクリックすると、検索条件を追加できます。
[×]ボタンをクリックすると、「検索条件」エリアを閉じます。
検索条件に指定できる検索項目、比較条件、条件値を次に示します。
検索項目 | 条件 |
---|---|
ルール名 | ■比較条件 次に示すどちらかの条件を選択できます。 □「部分一致」 □「完全一致」 ■条件値 |
送信元 | |
Envelope From | |
件名 | |
任意のヘッダ | |
本文 |
複数の検索条件を指定した場合、AND条件で検索するときは「すべてと一致」を、OR条件で検索するときは「いずれかと一致」を指定します。
「検索条件」エリアの[検索 ]ボタンをクリックすると、受信拒否リストを詳細な検索条件で絞り込んだ検索結果が表示されます。
[クリア]ボタンをクリックすると、指定した検索条件をクリアします。
「オプション」エリアでは、表示件数のプルダウンをクリックすると、画面に表示する受信拒否リストの件数を選択できます。選択後に[検索]ボタンをクリックすると表示件数を変更できます。
初期状態では1ページあたり20件表示され、21件目以降からは次のページに表示されます。
一覧が複数のページで表示される場合は、次に示す操作でページを移動して表示できます。
- 最初のページを表示する場合は、
ボタンをクリックします。
- 前のページを表示する場合は、
ボタンをクリックします。
- 次のページを表示する場合は、
ボタンをクリックします。
- 最後のページを表示する場合は、
ボタンをクリックします。
一覧のヘッダの[設定日時]をクリックすると、表示順を受信拒否リストの設定日時の昇順または降順に並び替えます。
一覧に表示されたすべての受信拒否リストを選択する場合は、ヘッダのチェックボックスを選択します。
□フィルタルール追加
「受信拒否リスト」画面では、受信拒否リストのフィルタリングルールを追加できます。
受信拒否リストのフィルタリングルールを追加する場合は、[追加]ボタンをクリックして「フィルタルール追加」ダイアログを表示します。

追加するフィルタリングルールの「ルール名」と「フィルタ条件」を指定します。「説明」は必要に応じて入力します。
「フィルタ条件」は、複数の条件を組み合わせて指定できます。[条件の追加]ボタンをクリックすると、フィルタ条件を追加できます。[×]ボタンをクリックすると不要なフィルタ条件を削除できます。
フィルタ条件には、フィルタ項目、フィルタ条件、条件値を指定します。

フィルタ条件に指定できるフィルタ項目、比較条件、条件値を次に示します。
フィルタ項目 | 条件 |
---|---|
送信元ヘッダ | ■比較条件 次のどちらかの条件を選択できます。 □「メールアドレス一致(完全一致)」 □「ドメイン一致(完全一致)」 ■条件値 |
Envelope From | |
件名 | ■比較条件 次のどちらかの条件を選択できます。 □「を含む(部分一致)」 □「と一致する(完全一致)」 ■条件値 |
任意のヘッダ | |
本文 |
■条件値 任意の文字列を指定できます。 |
[ルールの追加]ボタンをクリックすると、指定内容のフィルタリングルールを追加して、ダイアログを閉じます。
[キャンセル]ボタンまたは[×]をクリックした場合は、フィルタリングルールを追加しないで、ダイアログを閉じます。
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登録できる受信拒否リスト・受信許可リストの最大数は300個です。最大数を超えて追加しようとした場合はエラーになります。 受信拒否リスト・受信許可リストで登録の際、「説明」の入力項目にて50文字を超えて追加しようとした場合はエラーになります。 同じドメインのリスト設定(受信許可設定、受信拒否設定、自動隔離設定)内では、同じ名前のルール名は使用できません。それぞれのリストで異なるルール名を設定してください。 |
□フィルタルール編集
フィルタリングルールを編集する場合は、受信拒否リストの一覧から編集するフィルタリングルールのチェックボックスを選択して[編集]ボタンをクリックし、「フィルタルール編集」ダイアログを表示します。

編集できる項目は、フィルタリングルールの追加時に指定できる項目と同じです。詳細については「■フィルタルール追加」を参照してください。
[ルールの更新]ボタンをクリックすると、編集した内容でフィルタリングルールを更新して、ダイアログを閉じます。
[キャンセル]ボタンまたは[×]をクリックした場合は、フィルタリングルールを更新しないで、ダイアログを閉じます。
□フィルタルール削除
フィルタリングルールを削除する場合は、受信拒否リストの一覧から削除するフィルタリングルールのチェックボックスを選択して [削除]ボタンをクリックし、「フィルタルール削除確認」ダイアログを表示します。

[はい]ボタンをクリックすると、選択したフィルタリングルールを削除して、ダイアログを閉じます。
[いいえ]ボタンまたは[×]をクリックした場合は、選択したフィルタリングルールを削除しないで、ダイアログを閉じます。
(2) 受信許可設定
フィルタリングルールの受信許可リストの設定を確認する場合は、「アドレスフィルタ設定」画面の「リスト設定」で[受信許可設定]のリンクをクリックして「受信許可リスト」画面を表示します。
なお、「受信許可設定」は、ドメイン管理者が優先フィルタ設定でアドレスフィルタを優先した場合にだけ表示されます。
「受信許可リスト」画面では、フィルタリングルールの受信許可リスト(迷惑メールの判定にかかわらず無条件に受信許可するメールのフィルタリングルール)を、設定日時の新しいものから順に一覧で表示します。また、受信許可リストのフィルタリングルールの追加、編集、削除などができます。

「受信許可リスト」画面でできることは、「受信拒否リスト」画面と同じです。詳細については「(1)受信拒否設定」の説明を参照してください。
(3) 自動隔離設定
フィルタリングルールの自動隔離リストの設定を確認する場合は、「アドレスフィルタ設定」画面の「リスト設定」で[自動隔離設定]のリンクをクリックして「自動隔離リスト」画面を表示します。

「自動隔離リスト」画面の操作は、「受信拒否リスト」画面と同じです。「受信拒否リスト」画面については「(1)受信拒否設定」を参照してください。
2.9.4. フィルタリングルールのエクスポート
メールを隔離するためのアカウント用のフィルタリングルールの現在の設定内容をエクスポートして、バックアップとして保存できます。
エクスポートする場合は、「アドレスフィルタ設定」画面で [エクスポート]ボタンをクリックして、Webブラウザが表示するダイアログでアカウント用のフィルタリングルールをエクスポートします。
Webブラウザが表示するダイアログで「ファイルを開く」または「保存」を選択すると、アカウント用のフィルタリングルールをエクスポートした「address-filter-setting_YYYYMMDD_hhmmss.tsv」の名称のファイル(CSVファイル)をダウンロードして参照できます。「YYYYMMDD」はエクスポートを実行した年月日、「hhmmss」はエクスポートを実行した時分秒を示します。
2.9.5. フィルタリングルールのインポート
アカウント用のフィルタリングルールをインポートする(バックアップをリストアする)場合は、「アドレスフィルタ設定」画面で[インポート]ボタンをクリックして「フィルタリングルールインポート」ダイアログを表示します。

[参照]ボタンをクリックして、バックアップしたアカウント用のフィルタリングルールのTSVファイルを選択します。
[インポートする]ボタンをクリックすると、フィルタリングルールをインポートするための更新処理を受け付けて、ダイアログを閉じます。アドレスフィルタ設定のインポートの実行結果は「一括工事結果」画面で確認してください。
[キャンセル]ボタンまたは[×]をクリックした場合は、フィルタリングルールをインポートしないで、ダイアログを閉じます。