6.2 お客さまDNSサーバーの設定

2024年3月4日

6.2 お客さまDNSサーバーの設定

お客さまでDNSサーバーをご用意される場合の、サーバー情報(MXレコードやAレコード等)をご案内します。

レコード種別概要
NSレコードお客さまご利用のDNSサーバー名
Aレコードお客さまドメイン名のIPアドレス
MXレコードお客さまドメイン名のメールを受信するメールサーバー名
CNAMEレコード・メールサーバー(POP、SMTP)の別名
・ウェブサーバーの別名
・その他のサーバーの別名
TXTレコード送信ドメイン認証で利用するSPFレコード,DMARCレコード,DKIMレコード
(お客さまの必要に応じ、ご利用環境に合わせて記述)
アドバイス
● メールセキュリティ関連オプションサービス*のご利用あり/なしによって、設定値が異なります。
 *迷惑メールフィルタリング、ウィルスチェック、メール監査アーカイブ

● 後段の表に記載されている各DNSレコード情報の「設定値」を、適宜お客さまの情報に置き換えてご確認ください。
※ 本サービスで提供しているDNSをご利用になる場合は、後段でご案内する内容が設定されています。
注意事項
Google(2024年2月1日~)と米Yahoo!(2024年第一四半期~)に対するメール送信者ガイドラインの制限強化に伴い、メール送信者が満たすべき要件と推奨事項があります。
詳細は、以下リンク先の弊社サポートサイトのお知らせをご参照ください。
Googleおよび「米」Yahoo!の送信者ガイドライン変更に関するお知らせ
DMARCレコード、DKIMレコード、SPFレコードの記述については、後段の表をご参照ください。

6.2.1 ウイルスチェック/迷惑メールフィルタリングをご利用の場合

注意事項
●メールセキュリティ関連のオプションをご利用の場合は、必ず以下を指定してください。指定されていない場合、正常にメール配送されない・本オプション機能が使えない等の影響があります。
▷[お客さまドメインのMXレコード]⇒迷惑メールフィルタリング・ウイルスチェックサービス用メールサーバー名
※ 本オプションサービスのご利用開始日以降、早めの変更をお願いします。

●メールセキュリティ関連オプションのご利用開始時のセットアップ手順等については、以下のマニュアルをご参照ください。
迷惑メールフィルタリング・ウイルスチェック 管理者マニュアル
メール監査アーカイブ 設定マニュアル
レコード種別説明設定値
お客さまドメイン名example.co.jp(例)
NSDNSサーバー名お客さまご利用の
プライマリDNS/セカンダリDNS
A本サーバーのIPアドレス10.10.10.2(例)
Alocalhost.お客さまドメイン名127.0.0.1
MX迷惑メールフィルタリング・
ウイルスチェックサービス用
メールサーバー名
mwpremgw1.ocn.ad.jp
mwpremgw2.ocn.ad.jp
※プリファレンス値を「10」としてください。
TXTSPFレコード記載例
(送信ドメイン認証)
"v=spf1 +a include:_spf.mwprem.net ~all"
※ 値には必ず「_spf.mwprem.net」を指定してください。
TXTDMARCレコード記載例
(送信ドメイン認証)
"v=DMARC1; p=none"
※ TXTレコード名は「_dmarc.ドメイン名.」
TXTDKIMレコード記載例
(送信ドメイン認証)
“v=DKIM1; k=rsa; p=公開鍵
※ TXTレコード名は「bizmw._domainkey.ドメイン名.」
※ 公開鍵の確認方法は、管理者マニュアル「2.4 送信ドメイン認証」をご参照ください。
CNAME《任意設定》
FTPサーバー名
ftp.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
メールサーバー名
mail.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
受信(IMAP)用メールサーバー名
imap.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
受信(POP)用メールサーバー名
pop.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
送信(SMTP)用メールサーバー名
smtp.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
Newsサーバー名
news.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
ウェブサーバー名
www.example.co.jp(例)

設定例

設定例の図

6.2.2 ウイルスチェック/迷惑メールフィルタリングをご利用にならない場合

レコード種別説明設定値
お客さまドメイン名example.co.jp(例)
NSDNSサーバー名お客さまご利用の
プライマリDNS/セカンダリDNS
A本サーバーのIPアドレス10.10.10.2(例)
Alocalhost.お客さまドメイン名127.0.0.1
MXメールサーバー名example.co.jp
※他にMXレコードを記述しない場合は、プリファレンス値を「10」としてください。
TXTSPFレコード記載例
(送信ドメイン認証)
"v=spf1 +a include:_spf.mwprem.net ~all"
TXTDMARCレコード記載例
(送信ドメイン認証)
"v=DMARC1; p=none"
※ TXTレコード名は「_dmarc.ドメイン名.」
TXTDKIMレコード記載例
(送信ドメイン認証)
“v=DKIM1; k=rsa; p=公開鍵
※ TXTレコード名は「bizmw._domainkey.ドメイン名.」
※ 公開鍵の確認方法は、管理者マニュアル「2.4 送信ドメイン認証」をご参照ください。
CNAME《任意設定》
FTPサーバー名
ftp.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
メールサーバー名
mail.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
受信(IMAP)用メールサーバー名
imap.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
受信(POP)用メールサーバー名
pop.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
送信(SMTP)用メールサーバー名
smtp.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
Newsサーバー名
news.example.co.jp(例)
CNAME《任意設定》
ウェブサーバー名
www.example.co.jp(例)
注意事項
ここでご案内している[SPFレコード]は、本サーバーを使用してメールを送信する場合の設定例です。ご利用環境に合わせたSPFレコードを設定してください。
※ ドメインのAレコードが本サーバーのIPアドレスであることが前提の設定例です。
※ 弊社のDNSをご利用の場合は、SPFレコードは標準で設定されます。
※ SPFレコードの記述書式に関するお問い合わせは、サポート対象外となります。

● 本サーバーでは、ウェブサーバーやメールサーバー等が共通のIPアドレスとなっており、ウェブサーバーへホスト名なしでアクセスさせる(お客さまURLを「http://お客さまドメイン名/」という形態で利用する)場合のAレコードや、メールサーバーのIPアドレスのAレコードを兼ねることが可能です。