2.4 二要素認証の設定

2022年11月25日

2.4 二要素認証の設定

2.4.1 二要素認証の概要

コントロールパネルへログインする際に、通常のパスワードとは別のパスワード(ワンタイムパスワード)による二重の認証を行う仕組みです。
パスワードの流出等が発生した場合に、不正なコントロールパネルへのログインを防ぐことが出来ます。

二要素認証のクライアントアプリについて

本マニュアルでは、二要素認証用アプリ「Twilio Authy(Authy)」の初期設定についてご案内しています。
 ※ アプリのバージョンによって、表示される画面が当マニュアル内の画像と異なる場合があります。

アプリの詳細な利用方法等については、以下リンク先の公式サイトをご参照ください。
Authy Help Center

注意事項
コントロールパネルに二要素認証を設定した状態で以下を行った場合、コントロールパネルにログインできなくなりますので、ご注意ください。
● クライアントアプリを設定した端末の紛失・交換
● クライアントアプリの削除
● クライアントアプリに設定した認証アカウントの削除

2.4.2 二要素認証を有効にする

1)二要素認証を設定するアカウントの「ユーザーID」と「パスワード」で、コントロールパネルにログインします。

※ ログイン方法は「2.2ログイン 方法」を参照してください。

2)右上のユーザーIDのボタンから、[二要素認証]をクリックします。

手順2)の図

3)「二要素認証設定」画面に、QRコード等、設定に必要な情報が表示されます。

手順3)の図

続けてクライアントアプリの設定に移ります。

2.4.3 クライアントアプリのインストール (iPhone)

1) App Storeを起動して[検索]をタップします。

手順1)の図

2) 検索欄に「twilio authy」と入力します。

手順2)の図

3) 右下の[Search]をタップします。

手順3)の図

4) 検索結果が表示されたら、[入手]をタップします。

手順4)の図
注意事項
アイコンおよび名称は、提供元により変更される場合があります。
見つからない場合はサポート窓口までお問い合わせください。

5) アプリをインストールするための認証を行います。

※ 下図はTouch ID(指紋認証)の例です。
※ 認証を設定していない場合は[インストール]をタップしてください。

手順5)の図

6) インストールが完了したら、[開く]をタップします。

手順6)の図

7) セットアップ画面が開いたら、[Country Code]と[Phone number]を入力し、[Submit]をタップします。

  • [Country Code]:日本国際電話コード「+81」を選択
  • [Phone number]:携帯電話の番号
    ※ 電話番号を入力する際は、先頭の「0」を省略します。
     例)「090-1234-5678」の場合は「9012345678」
手順7)の図

8) 入力した電話番号を確認するポップアップが表示されます。間違いがないことを確認のうえ、[Yes]をタップしてください。

手順8)の図

9)[Email Adress]に、お客さまのメールアドレスを入力し、[Submit] をタップします。

手順9)の図

10) 入力したメールアドレスを確認するポップアップが表示されます。間違いがないことを確認のうえ、[Yes]をタップしてください。

手順10)の図

11) 「SMS(ショートメッセージ)認証」か「電話認証」かを選択する画面が開きます。(当マニュアルでは「SMS認証」を例にご説明します)[Receive SMS Message]をクリックしてください。

手順11)の図

12) SMSに記載されている「6桁の認証番号」を入力してください。

※ 入力の有効時間は30秒程です。残り時間は[Code can be resent in ** seconds…]の箇所に表示されます。
※ 6桁の数字を入力すると自動的に認証が開始されます。

手順12)の図

13) 通知の許可を確認するポップアップが表示されたら、[許可]をタップしてください。

手順13)の図

14) 右図の画面が表示されたら、次は、二要素認証を有効化します。

手順14)の図

2.4.4 二要素認証の有効化 (iPhone)

1) Authyを起動して、[+]をタップします。

手順1)の図

2) [Scan QR Code]をタップします。

手順2)の図

3) カメラへのアクセスを求める確認画面が表示されたら、[OK]をタップします。

手順3)の図

4) コントロールパネルに表示されているQRコードをスキャンします。

手順4)の図
注意事項
二要素認証の有効化が完了するまで、コントロールパネルの画面を遷移したりブラウザを閉じたりしないでください。
ページを離れると、初期設定用認証キーが更新されてしまいます。

◆ QRコードがスキャンできない場合は、後段の方法で、初期設定用認証キーを手入力できます。

QRコードが正常にスキャンできない場合

① [Enter key manually]をタップします。

手順4)①の図

② コントロールパネルに表示されている初期設定用認証キーを入力して、[Save]をタップします。

手順4)②の図

5) 「Backups Password」を設置画する画面が表示されます。任意のパスワードを入力して、[Enable Backups]をタップします。

※ 「Backups Password」を設定しておくと、スマートフォンを紛失した際に設定を復元できますので、設定することを推奨します。

手順5)の図
注意事項
アカウントのリカバリ(例: 3回以上のパスワード誤入力でのロック時、一定期間の未使用時)の際にも、「Backups Password」の入力が必要になる場合があります。「Backups Password」を紛失・忘れる事のないようご留意ください。

6)パスワードの確認画面が表示されたら、パスワードを再入力して、[OK]をタップします。

手順6)の図

7) Search logo by app画面では、[Cancel]をタップします。

手順7)の図

8) Pick logo画面で「Generic logo」を選択した後、任意のテーマカラーを選択して[Continue]をタップします。

手順8)の図

9) 任意の[Account Nickname]を入力して、[Save]をタップします。

手順9)の図

10) 画面に6桁の数字(token)が表示されます。

手順10)の図

11) Authyに表示されている6桁の数字(token)を、コントロールパネルの[ワンタイムパスワード]に入力して、[登録して有効化する]をクリックします。

手順11)の図

12) 「二要素認証が有効になっています。」と表示されたら、二要素認証の設定は完了です。

手順12)の図

2.4.5 クライアントアプリのインストール (Android)

1) Playストア(Google Play)を起動して、検索欄に「twilio authy」と入力します。

手順1)の図

2) 「Twilio Authy Authenticator」を選択します。

手順2)の図

3) 検索結果が表示されたら、Twilio Authy Authenticatorの[インストール]をタップします。

手順3)の図
注意事項
アイコンおよび名称は、提供元により変更される場合があります。見つからない場合は、サポート窓口までお問い合わせください。

4) インストールが完了したら、[開く]をタップします。

手順4)の図

5) セットアップ画面が表示されたら、[Country Code]と[Phone number]を入力し、[Submit]をタップします。

  • [Country Code]:日本国際電話コード「+81」を選択
  • [Phone number]:携帯電話の番号
    ※ 電話番号を入力する際は、先頭の「0」を省略します。
     例)「090-1234-5678」の場合は「9012345678」
手順5)の図

6) 入力した電話番号を確認するポップアップが表示されます。間違いがないことを確認のうえ、[Yes]をタップしてください。

手順6)の図

7)[Email Adress]に、お客さまのメールアドレスを入力し、[Submit] をタップします。

手順7)の図

8) 入力したメールアドレスを確認するポップアップが表示されます。間違いがないことを確認のうえ、[Yes]をタップしてください。

手順8)の図

9) 「SMS(ショートメッセージ)認証」か「電話認証」かを選択する画面が開きます。(当マニュアルでは「SMS認証」を例にご説明します)[Receive SMS Message]をクリックしてください。

手順9)の図

10) SMSに記載されている「6桁の認証番号」を入力してください。

※ 入力の有効時間は30秒程です。残り時間は[Code can be resent in ** seconds…]の箇所に表示されます。
※ 6桁の数字を入力すると自動的に認証が開始されます。

手順10)の図

11) 通知の許可を確認するポップアップが表示されたら、[許可]をタップしてください。

手順11)の図

12) 下図の画面が表示されたら、次は、二要素認証を有効化します。

手順12)の図

2.4.6 二要素認証の有効化 (Android)

1) Authyを起動して、[+]をタップします。

手順1)の図

2) [Scan QR Code]をタップします。

手順2)の図

3) カメラへのアクセスを求める確認画面が表示されたら、[アプリの使用時のみ]をタップします。

手順3)の図

4) コントロールパネルに表示されているQRコードをスキャンします。

手順4)の図
注意事項
二要素認証の有効化が完了するまで、コントロールパネルの画面を遷移したりブラウザを閉じたりしないでください。
ページを離れると、初期設定用認証キーが更新されてしまいます。

◆ QRコードがスキャンできない場合は、後段の方法で、初期設定用認証キーを手入力できます。

QRコードが正常にスキャンできない場合

① [Enter key manually]をタップします。

手順4)①の図

② コントロールパネルに表示されている初期設定用認証キーを入力して、[Save]をタップします。

手順4)②の図

5) 「Backups Password」を設置画する画面が表示されます。任意のパスワードを入力して、[Enable Backups]をタップします。

※ 「Backups Password」を設定しておくと、スマートフォンを紛失した際に設定を復元できますので、設定することを推奨します。

手順5)の図
注意事項
アカウントのリカバリ(例: 3回以上のパスワード誤入力でのロック時、一定期間の未使用時)の際にも、「Backups Password」の入力が必要になる場合があります。「Backups Password」を紛失・忘れる事のないようご留意ください。

6) パスワードの確認画面が表示されたら、手順5)と同じパスワードを入力して、[OK]をタップします。

7) Search logo by app画面では、左上の矢印[←]をタップしてキーボードを非表示にしてから、「Generic logo」を選択して[Continue]をタップします。

手順7)の図

8) Pick logo画面で「Generic logo」を選択した後、任意のテーマカラーを選択して[Continue]をタップします。

手順8)の図

9) 任意の[Account Nickname]を入力して、[Save]をタップします。

手順9)の図

10) 画面に6桁の数字(token)が表示されます。

手順10)の図

11) Authyに表示されている6桁の数字(token)を、コントロールパネルの[ワンタイムパスワード]に入力して、[登録して有効化する]をクリックします。

手順11)の図

12) 「二要素認証が有効になっています。」と表示されたら、二要素認証の設定は完了です。

手順12)の図

2.4.7 クライアントアプリのインストール (Windows)

Windows用のクライアントアプリは、Twilio Authyの公式ページから提供されています。

1) ブラウザでAuthyのダウンロードページ(https://authy.com/download/)にアクセスします。

2)Desktop』の[Direct Download]からWindows版を選択し、[DOWNLOAD]をクリックします。

手順2)の図

3) ダウンロードした .exeファイルを実行して、Authyを起動します。

4) セットアップ画面が開いたら、[Country Code]と[Phone number]を入力し、[Submit]をクリックします。

  • [Country Code]:日本国際電話コード「+81」を選択
  • [Phone number]:携帯電話の番号
    ※ 電話番号を入力する際は、先頭の「0」を省略します。
     例)「090-1234-5678」の場合は「9012345678」
手順4)の図

5) 入力した電話番号を確認するポップアップが表示されます。間違いがないことを確認のうえ、[Yes]をクリックしてください。

手順5)の図

6)[Email]に、お客さまのメールアドレスを入力し、[Submit] をクリックします。

手順6)の図

7) 入力したメールアドレスを確認するポップアップが表示されます。間違いがないことを確認のうえ、[Yes]をクリックしてください。

手順7)の図

8) 認証コードの受け取り方法を選択する画面が開きます。(当マニュアルでは「SMS認証」を例にご説明します)[Receive SMS Message]をクリックしてください。

手順8)の図

9) SMSに記載されている「6桁の認証番号」を入力してください。

※ 入力の有効時間は30秒程です。残り時間は[Code can be resent in ** seconds…]の箇所に表示されます。
※ 6桁の数字を入力すると自動的に認証が開始されます。

手順9)の図

10) 下図の画面が表示されたら、次は、二要素認証を有効化 します。

手順10)の図

2.4.8 二要素認証の有効化 (Windows)

Windowsでは、QRコードによる認証ができません。
コントロールパネルに表示されている、「初期設定用認証キー」を手動で入力する必要があります。

初期設定用認証キーの画面の図

1) Authyを起動して、[+]をタップします。

手順1)の図

2) [Enter Code given by the website]に、コントロールパネルに表示されている「初期設定用認証キー」を入力して、[Add Account]をクリックします。

手順2)の図
注意事項
二要素認証の有効化が完了するまで、コントロールパネルの画面を遷移したりブラウザを閉じたりしないでください。
ページを離れると、初期設定用認証キーが更新されてしまいます。

3) 任意の[Account Name]を入力して、「アイコン」を選択してから、[Save]をクリックします。

※[Token length]は「6-digit」のままにしてください。

手順3)の図

4) 画面に6桁の数字(token)が表示されます。

手順4)の図

5) Authyに表示されている6桁の数字(token)を、コントロールパネルの[ワンタイムパスワード]に入力して、[登録して有効化する]をクリックします。

手順5)の図

6) 「二要素認証が有効になっています。」と表示されたら、二要素認証の設定は完了です。

手順6)の図

2.4.9 二要素認証を利用したコントロールパネルへのログイン

1)コントロールパネルにアクセスします。

2)[ユーザーID][パスワード]を入力して、「二要素認証を設定している場合はこちら」をクリックすると、[ワンタイムパスワード]欄が表示されます。

手順2)の図

3)クライアントアプリ(Authy)に表示されている6桁の数字(token)を確認します。

手順3)の図

4) 手順3)で確認した6桁の数字(token) を、コントロールパネルの[ワンタイムパスワード]欄に入力して、[ログイン]をクリックします。

手順4)の図

5)正常にログインできれば、二要素認証は設定されています。

手順4)の図
注意事項
クライアントアプリ(Authy)の紛失・破損等で、コントロールパネルにログインできなくなった場合は、二要素認証の設定を解除※した後、再度、クライアントアプリ(Authy)のインストールと有効化を行ってください。
 ※ この場合の「二要素認証の解除」は、管理者のみが可能な操作です。

● ワンタイムパスワードの有効期限は30秒です。