5.1 定期実行タスク

2024年2月28日

5.1 定期実行タスク

5.1.1 定期実行タスクの概要

定期実行タスクとは、サーバー上で実行可能なコマンドやスクリプトを、自動的に起動するツールのことです。
コントロールパネルの左メニュー「システム」から[定期実行タスク]をクリックして、設定画面にアクセスできます。

コントロールパネルの図
注意事項
● タスク管理を使用する際は、タイムゾーンを確認することを強くお勧めします。スケジュールを設定してからタイムゾーンを変更すると、システムが正常に動作しなくなる可能性があります。

● タイムゾーン変更の手順については、利用者マニュアル』の「2.5 コントロールパネルの設定(日付と時刻)」を参照してください。
アドバイス
● タスク管理を使用するためには、シェルスクリプトやプログラムを作成し、サーバー上に保存しておくことが必要です。また、該当のスクリプトやプログラムには実行権限が必要です。

● スクリプトやプログラムに関する作成や実装、問題発生時の対処などは、お客さまの自己責任で実施していただくようお願いいたします。

5.1.2 定期実行タスクの作成

タスク管理にタスクを作成すると、指定した時間に、自動的にスクリプトが実行されます。

ここでは、『example.sh というスクリプトを、毎朝 6 時に自動起動する』という例をご説明します。(ホームディレクトリに[scripts]というディレクトリを作成して、その中に[example.sh]があるものとします。)

1)コントロールパネル上部の「ファイル」をクリックして「ファイルマネージャ」が表示されたら、[scripts]ディレクトリをクリックします。

手順1)の図

2)/scripts/ ディレクトリが表示されたら、「example.sh」の[詳細]をクリックします。

手順2)の図

3)「操作」欄の[属性変更]をクリックします。

手順3)の図

4)所有者の[実行]にチェックを入れて、[保存]をクリックします。

手順4)の図

5)「属性を変更しました」と表示されたら、属性変更は完了です。

手順5)の図

次に、「タスク管理」にタスクを作成します。

6)コントロールパネル左メニューの「システム」から「定期実行タスク」の画面を開き、[新規作成]をクリックします。

手順6)の図

7)設定項目を選択/入力して[保存]をクリックしてください。

 ※ 各項目の意味については、後段の「各設定項目について」を参照してください。

手順7)の図
■各設定項目について
[1]タスクグループ タスクがたくさんある場合に、グループを作成すると便利です。
例:「daily」「weekly」「system」…など

作成済みのグループは、[既存から選択]のプルダウンから選択できます。
[2]コマンド スクリプトのパスを入力します。
(この例では、~/scripts/example.sh と入力します)
[3]タスクの実行間隔 [標準パターン]を選択した場合、プルダウンから、「毎年」「毎月」「毎週」「毎日」「毎時」 を選択できます。

[日時指定]を選択した場合、詳細なスケジュール時間を設定できます。
分:「毎分」「2分毎」「5分毎」「10分毎」「15分毎」「0 … 59 分」 から選択
時:「毎時」「2時間毎」「4時間毎」「6時間毎」「0 … 23 時」 から選択
日:「毎日」「1 … 31 日」 から選択
月:「毎月」「1 … 12 月」 から選択
曜日:「毎日」「日, 月, 火, 水, 木, 金, 土 曜日」 から選択

 ※ 各項目の組み合わせにより、次のような日時指定ができます。
 例:「毎週水曜日の 6:40 に実行」「毎月 1 日の 4 時に実行」…など

 

8)「タスクが保存されました。」と表示され、「タスク一覧」に設定したタスクが反映されたら、完了です。

手順8)の図

5.1.3 定期実行タスクの処理

作成済みのタスクを編集して別の時間に実行するようにしたり、タスクの削除、タスクの無効化が可能です。

「タスク一覧」の処理欄から、実行したい処理をクリックしてください。

タスク一覧の図
項目 内容
編集 [編集]をクリックすると、タスクの実行時間や、コマンドを別のスクリプトに変更することができます。
※ タスクの作成時と同じように設定できます。
無効 [無効]をクリックすると、タスクの実行を中止することができます。
※ 無効なタスクを有効にする場合は、[有効]をクリックします。
削除 [削除]をクリックすると、不要なタスクを削除することができます。