4.6 保存メール検索

2021年9月27日

4.6 保存メール検索

「保存メール検索」では、【基本設定】の「全文保存」、あるいは「メールインポート」で取り込んだメールを検索できます。
※ メールを保存するには、【基本設定】の「全文保存」機能を有効にする必要があります。

1)【メール管理】画面のサイドメニューから[保存メール検索]をクリックします。

手順1)の図

2)「保存メール検索」画面では、[検索メインフォーム]と[詳細設定]のタブから、条件を設定後、[実行]をクリックすると、検索結果一覧画面が表示されます。

▶️「検索メインフォーム」タブ: 表示する保存メールの条件を設定します。
▶️「詳細設定」タブ: 詳細な条件を指定します。

手順2)の図
注意事項
「対象」で入力する文字列は、全角/半角を区別しません。
「対象」の条件を全角で入力した場合、検索対象の文字列が半角でも、同一とみなし検索結果に表示されます。

4.6.1 検索メインフォーム タブ

「検索メインフォーム」タブで条件を設定して、検索を行います。
検索結果は、保留メール一覧画面と同様に、一覧で表示されます。

4.6.1メインフォームの図

1)「表示期間」「条件組み合わせ」「対象」欄の検索条件を入力します。

2)[実行]をクリックすると、指定した条件に該当した保存メールを表示します。さらに詳細な設定を行う場合は、「詳細設定」タブをクリックします。

※ 各検索条件の詳細については、後段を参照してください。

検索条件:表示期間
  • 表示するメールの「期間」や「時間」を指定します。
  • 期間を指定する場合は、「期間指定する」にチェックを入れ、開始日と終了日を指定します。
  • 1日分を検索する場合は、開始日と終了日に同じ日付を入力してください。
検索条件:条件組み合わせ
  • 複数の条件を設定した場合、それらを「AND」条件で検索するか「OR」条件で検索するかを指定することができます。

※「AND」条件を選択すると、全ての条件に該当した場合にのみ表示します。
※「OR」 条件を選択すると、条件のうちのどれか一つでも該当すれば表示します。

検索条件:対象
  • 「検索対象項目」と「検索文字列」を指定します。
検索条件対象の図
1)指定した「検索対象項目」に対し、「検索する文字列」を指定します。

 ※ 文字列は、スペース 区切りで複数指定することが可能です。
 (半角文字2 ~ 64 文字、全角文字2 ~ 32 文字)
  例)文字列A[ 半角スペース]文字列B
 ※ 「半角スペースを含んだ文字列」を検索する場合は、文字列を" “(ダブルクォーテーション) で囲んでください。
  例)文字列A 文字列B

2)文字列を複数指定した場合は、「全ての文字列」または「いずれかの文字列」を含むかを、リストボックス[全て/ いずれか]から選択します。

 ※[条件追加]をクリックすると新しく条件を追加できます。
 ※「対象」欄の条件は、最大8件まで追加できます。
 ※「対象」欄に追加した条件を削除する場合は、削除する条件の[削除]をクリックしてください。

注意事項
「対象」で入力する文字列は、全角/半角を区別しません。
「対象」の条件を全角で入力した場合、検索対象の文字列が半角でも、同一とみなし検索結果に表示されます。

4.6.2 詳細設定 タブ

「検索メインフォーム」タブで設定した検索条件の他に、「詳細設定」タブで、さらに詳細な検索条件を設定できます。

詳細設定タブの図

1)「詳細設定」タブの各項目(対象、表示条件、表示)の 手順1)の図(フォルダアイコン)をクリックすると、設定内容が表示されます。検索条件を設定して、[設定]をクリックしてください。

2)「詳細設定」タブの設定が完了したら、「検索メインフォーム」タブの[実行]をクリックすると、検索結果が一覧で表示されます。

※ 各検索条件の詳細は、後段を参照してください。

アドバイス
複数の宛先が指定されているメールの場合、「宛先」欄に表示されるメールアドレスは一件ですが、《複数宛先アイコン》 複数宛先アイコンにマウスカーソルを合わせると、残りのメールアドレスを確認できます。

※ 一覧で表示されるアイコンについては「2.3.6 一覧で表示されるアイコン」を参照してください。
検索条件:対象
  • 条件の指定が完了したら、[設定]をクリックします。
検索条件対象の図

「対象」の設定項目

保存手段
■検索対象のメールの保存手段を選択します。
全て 送受信でアーカイブされたメール、インポート機能で追加されたメール、両方が検索対象。
送受信メール 送受信でアーカイブされたメールが検索対象。
インポートメール インポート機能で追加されたメールが検索対象。
テストモード
■テストモードのメールを、検索対象とするかどうかを選択します。
※『テストモード』については、「7.6 送受信ルールアクション編集 – ルールのアクション設定(該当時・非該当時 共通)」を参照してください。
全て 保存されているすべてのメールが検索対象。
テストモードのみ テストモードのメールのみが検索対象。
テストモード以外 テストモード以外のメールが検索対象。
改竄検知
■改竄(かいざん)の可能性のあるメールを、検索対象とするかどうかを指定します。
全て 保存されているすべてのメールが検索対象。
改竄の可能性あり 改竄されている可能性のあるメールが検索対象。
改竄の可能性なし 改竄されている可能性のないメールが検索対象。
監査状況
■検索条件に監査状況を指定します。
■監査状態を問わず検索する場合は、全ての項目にチェックを入れてください。
未監査 監査されていないメールが検索対象。
監査OK 監査がOKとなったメールが検索対象。
監査NG 監査がNGとなったメールが検索対象。
ドメイン
■宛先(送信先)と、差出人のドメインを指定します。
宛先
(内部ドメインのみ)
宛先(送信先)が内部のドメインのみのメールが検索対象。
宛先
(外部ドメインのみ)
宛先(送信先)が外部のドメインのみのメールが検索対象。
宛先(内部ドメインと外部ドメインが混在) 宛先(送信先)が内部のドメインと、外部のドメインが混在しているメールが検索対象。
差出人
(内部ドメインのみ)
差出人が内部ドメインのメールが検索対象。
差出人
(外部ドメインのみ)
差出人が外部ドメインのメールが検索対象。
■「宛先(内部ドメインと外部ドメインが混在)」にチェックがある場合、宛先が内部ドメインのみ、または外部ドメインのみのメールは検出されません。
■ 例えば、宛先に内部ドメインが含まれるメールを検索する場合は、「宛先(内部ドメインのみ)」と「宛先(内部ドメインと外部ドメインが混在)」の両方にチェックを入れてください。
アクション(最終アクション)
■最終的にどのようなアクションを取ったメールが検索対象となるかを指定します。
■最終アクションを問わず検索する場合は、「全て選択」にチェックを入れてください。
送信 送信処理を行ったメールが検索対象。
削除 削除処理を行ったメールが検索対象。
保留→送信 保留された後、送信処理を行ったメールが対象。
保留→削除 保留された後、削除処理を行ったメールが対象。
サブアクション
■アクションが「送信」または「保留」の場合に実行されるアクションを指定します。
■サブアクションを問わず検索する場合は、「全て選択」にチェックを入れてください。
サブアクションなし サブアクションが設定されていないメールが検索対象。
パスワードロック 添付ファイルへパスワードロック操作を行われたメールが検索対象。
ヘッダーを追加 ヘッダーを追加されたメールが検索対象。
ヘッダーを変更 ヘッダーを変更したメールが検索対象。
Bccに追加 管理者がBccに追加されたメールが検索対象。
添付ファイル拡張子
■検索対象のメールに添付されたファイルの拡張子を指定します。
■テキストエリアに検索する拡張子を入力します。複数指定する場合は、下図のように1件ずつ改行して入力します。
 添付ファイル拡張子の図
■指定した全ての拡張子を含む場合は、「AND」を、いずれかを含む場合は、「OR」を選択します。
添付ファイルパスワードロック
■添付ファイルのパスワードロック状態を以下の中から指定します。
パスワードロックが掛かっていない パスワードロックがかかっていない添付ファイルのメールが検索対象。
アーカイブでパスワードロックをかけた アーカイブ機能でパスワードロックをかけた添付ファイル のメールが検索対象。
アーカイブ以外でパスワードロックをかけられた アーカイブ機能以外でパスワードロックをかけた添付ファイルのメールが検索対象。
添付ファイルの個数
■メールに添付されているファイルの個数を指定します。
■リストボックスから個数を選択して、以上/以下を指定します。
サイズ
■検索対象となるメールのサイズを指定します。
■基準となるサイズ(KBytes)を入力し、以上/以下をプルダウンから選択します。
検索条件:表示条件
  • 検索されたメールの表示条件を、詳細に設定します。
  • 条件の指定が完了したら、[設定]をクリックしてください。
表示条件の図

「表示条件」の設定項目

表示件数
■表示する件数を選択します。
■ユーザー指定を選択した場合は、1から100件までの任意の数字を設定してください。
期間指定
■表示する期間について選択します。
スライド 過去何日分のメールの表示を行うかを指定します。
固定 開始日と終了日を指定し、その期間のメールを表示します。
スライド
■「期間指定」で[スライド]を選択すると、選択できるようになります。
■プルダウン(1/7/14/30/50/120)から、過去何日分まで表示するかを選択します。
固定
■「期間指定」で[固定]を選択すると、選択できるようになります。
■保存されたメールが送受信された期間を指定します。
検索条件:表示
  • 検索結果の一覧に表示する項目を設定します。
  • 条件の指定が完了したら、[設定]をクリックしてください。
検索条件表示の図

「表示」の設定項目

表示
■検索結果一覧に表示する項目を設定します。
※『アクション』『ルールセット』『ルール』については、『7.2 ルール作成の流れ』を参照してください。
アクション 保存メールに適応されたアクションを表示します。
ルールセット 保存メールに適応されたルールセットを表示します。
ルール 保存メールに適応されたルールを表示します。
改竄検知の一覧表示
■選択した場合、一覧に改竄検知のアイコンが表示されます。
検索後の検索条件の表示について
  • 検索実行後は、使用した条件がたたまれた状態で表示されます。
  • 詳細を確認するには、手順1)の図(フォルダアイコン)をクリックしてください。

<検索後の 検索メインフォームタブ>

検索メインフォームタブの図

<検索後の 詳細設定タブ>

詳細設定タブの図

4.6.3 検索結果の一覧画面

結果
  • 検索条件に一致した「メールの件数」と「メールサイズ合計」が表示されます。
結果の図
メール通信ログ

検索結果が一覧で表示されます。

メール通信ログの図
アドバイス
● 「日時」「差出人」「件名」「サイズ」の▼をクリックすると並べ替えができます。
● 上図赤枠内の機能(一括選択、選択メール、選択メールのエクスポート、一覧のCSVエクスポート)については、「4.2 メール管理の共通機能」をご覧ください。
● 一覧で表示されるアイコンについては「2.3.6 一覧で表示されるアイコン」を参照してください。
注意事項
検索条件を指定しない場合の表示は、最新のメールから順に、
最大100件(1ページ)× 10ページ = 合計1000件 までの表示となります。

※ 検索したいメールが、最新~1000件の検索結果より過去のものだった場合は、更に検索条件を指定するか、検索条件を変更する必要があります。